アカデミー賞の短編アニメ映画賞(Best Animated Short Film)の受賞作とノミネートの一覧です。 Youtube(ユーチューブ)などにアップされている動画のリスト付きです。(オスカー・ウォッチ)
この賞は「40分以下」のアニメ(ショートフィルム)が対象です。 近年、優れたCGアニメが多数受賞しています。 ディズニーやピクサーが、劇場用の長編アニメ映画の「前座」として同時上映する作品も多いです。
これまで日本人が監督を務めた作品が過去に何度かノミネートされています。 2009年には、加藤久仁生(くにお)監督の日本アニメ「つみきのいえ」が受賞を果たしました。
「つみきのいえ」(予告編→)は約12分のアニメ作品。海面の上昇に伴い、上へ上へ建て増して行った家に住む老人と家族の思い出が描かれています。 鉛筆での手書きの質感にこだわりながら、総勢16人ほどで8カ月間かけて作り上げた秀作です。 加藤監督が、「自分の祖父を思い浮かべながら描いた」といいます。
加藤久仁生(くにお)監督は1977年、鹿児島県生まれ。小学生時代からマンガを描きはじめ、宮崎駿作品を見て育ったといいます。多摩美術大学(東京)の在学中からアニメーションの自主制作を始めました。 大学3年時に、本格的にアニメーションを志したといいます。 2001年に映像制作会社ロボット入社。「或る旅人の日記」「FANTASY」などの作品を手がけ、NHKみんなのうた「セルの恋」やテレビCMなどでも活躍しました。 31歳のときにアカデミー賞を受賞しました。子供のころから憧れていたという宮崎監督に続く快挙でした。
加藤監督は、オスカー授賞式での受賞スピーチが好評を博しました。所属する映像制作会社「ロボット」にひっかけて、1980年代の有名な米国ロック曲の歌詞「ドウモアリガトウ。ミスター・ロボット」というセリフで締めくくり、笑いと拍手を浴びました。
授賞式のスピーチ動画(Youtube)→
「つみきのいえ」は、アマゾン(Amazon)などで動画配信されています。 アマゾンの視聴ページはこちら→です。
年 | 受賞 | ノミネート |
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2024 |
「戦争は終った~ジョン・レノン&オノ・ヨーコからのインスパイア」(WAR IS OVER! Inspired by the Music of John and Yoko)
<▼受賞スピーチ> |
※2024年の全部門→ |
2023 |
「ぼく モグラ キツネ 馬」
※英国の挿絵画家チャーリー・マッケジーのベストセラー絵本が原作。手書きのアニメで原作イラストを再現し、フルカラーで映像化した。迷子の少年が動物たちと出会う。 プロデューサー:JJエイブラムスほか 製作国:米、英 長さ:34分 【配信:アップル】 <予告編▼> |
※2023年の全部門→ |
2022 |
「The Windshield Wiper」
(監督:スペインのアルベルト・ミエルゴ) 予告編→ |
※2022年の全部門→ |
2021 |
「愛してるって言っておくね」
(ネットフリックス) ・動画配信(Netflix)→ ・町山解説(ネタばれ!)→ |
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2020 |
「Hair Love(ヘアー・ラブ)」
本編の動画(字幕なし)→ ※黒人の父親が娘の髪を結ってアレンジしてあげようとする。 |
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年 | 受賞 | ノミネート |
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2019 | 「Bao(バオ)」 ~映画「インクレディブル・ファミリー」の同時上映 メイキング映像(公式)→ |
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2018 | 「親愛なるバスケットボール」
予告編(字幕なし)→ |
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2017 | 「ひな鳥の冒険」 ~映画「ファインディング・ドリー」の同時上映 予告編(Amazon)→ |
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2016 | 「ある熊の物語」 |
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2015 | 「愛犬とごちそう」 ~映画「ベイマックス」の同時上映 予告編→ |
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2014 | Mr. Hublot |
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2013 | 紙ひこうき |
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2012 | モリス・レスモアとふしぎな空とぶ絵本 |
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2011 | 落としもの |
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2010 | Logorama |
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年 | 受賞 | ノミネート |
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2009 | つみきのいえ
監督:加藤久仁生(くにお) 声優:長澤まさみ 予告編→ 加藤監督の授賞式のスピーチ動画(Youtube)→ 動画配信(アマゾン)→ |
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2008 | ピーターと狼 |
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2007 | デンマークの詩人 |
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2006 | The Moon and the Son: An Imagined Conversation |
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2005 | RYAN[ライアン] |
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2004 | ハーヴィー・クランペット |
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2003 | チャブチャブズ |
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2002 | フォー・ザ・バーズ |
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2001 | 岸辺のふたり |
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2000 | 老人と海 |
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アカデミー賞専門サイト「Oscar Watch(オスカーウォッチ)」では、
アメリカのアカデミー賞の短編アニメ映画賞の歴代受賞作品に関する情報を提供しています。